8月26～28日の3日間、奥尻島へ行ってきました。
遊び半分、卒論の調査半分で行ってきたのですが全日程晴天で素晴らしかったです！！













つづき･･･からレポ。長いです。

卒業論文と個人的な思惑その他もろもろの理由で、奥尻島へGO！
札幌からバスで4時間半かけて瀬棚（せたな）のフェリー乗り場まで移動。
その後フェリーから奥尻島まで1時間半ほどかけて移動。
移動で1日がほぼ終わるので、実質奥尻島に居た時間は短いです･･･。











長い移動の末、フェリーから見た奥尻島。意外と大きい。



1日目は朝7時半に恵庭を出発。午後3時半に奥尻島到着です。
その後漁協の人に卒論のインタビューを行い、午後6時頃に宿へ。
レンタカーを借りたのですが、道が物凄く細かった！！
譲り合いの精神で、安全運転のもと進んでいきます。
泊まった宿は「小林民宿」さん。
民宿ならではの開けっぴろげで人と人の距離が妙に近い、そんな雰囲気。
ですが私はぶっちゃけ移動＆インタビューの時点で疲れ果てており、頭痛もあったためほとんど意識朦朧･･･。
民宿のおじさん＆おばさんのご好意を色々受けつつ、目は死んでいました。
・・・ヘンな一人旅の女が来ちゃってごめんね、おばさん、おじさん・・・・・・・。



　　泊まった部屋。のんびりできました。







でも晩御飯は物凄く美味しかったです！！
奥尻島には美味しい海の幸がたくさん！！！
という訳で、どの宿も食事の美味しさを競い合っている模様。
競わなくても自然と美味しい模様。

ウニのすまし汁やらホヤの茹でたのやら刺身やら焼き魚やらイカやら･･･とにかく美味しかったです。
ビジネスプランなのに幸せだった。正直おなかがキツかった。
海鮮コースとか選んだ人は「ここは竜宮城か？」と言いたくなるような状態でした
全部食べるの大変そう。でも本当に美味しかったので、みんなニコニコ顔でした。


食後、ひとっ風呂浴びて外にお散歩。
星が綺麗でした。島のほとんどは森で覆われていて、明かりが少ないです。










奥尻島といえば！！「なべつる岩」です。
夜もライトアップされていて見ることができると宿で聞いて。
1度18年前の地震で形が崩れたそうですが、コンクリなんかを詰めて修復したそうです。
自然の不思議。

1日目はこれで終了。先ほども言ったように、疲れて死んでいたのでそのまま午後10時には就寝。
翌7時に起きて、美味しい朝ごはんを食べて身支度して宿を出ます。



2日目。
今日は島の3大祭りの一つ、「なべつる祭」が行われている模様。
旅行ケースをコロコロしながら歩いていると･･･フェリー乗り場の近くで、やっていましたお祭り！！










朝一番で行ったのでまだ準備中でした；；
仕方ないのでその辺をぶらぶらしていたら、自衛隊のコーナー発見。
パネル展示なんかがしてあり、そこで震災での活躍パネルなど眺めていました。
で、陸上自衛隊のコーナーと海上自衛隊のコーナーがあったのですが。





　　「乗艦体験やってますよー」







まじですか。













乗った！！！！！












動いた！！！！！！



このまま1時間半かけて、掃海艇「ゆげしま」で島の周りの海をぐる～りと･･･。
その間海自の方がラッパを吹いたり旗を振ったり、20ミリ機関砲（たぶん）を触らせてもらったり、艦内を見学したり。
艦内の写真も撮ったけどアップしていいんでしょうかね･･･。
風呂場に物凄い量のシャンプー＆リンスのお風呂セット。
･･･やっぱ風呂道具は各自こだわりがあるんですかね・・・備品じゃないんだ。個人のものなんだ。
あと、艦内で一個100円でアイスやジュースが置いてあったり。
ちびっこたちが食堂的な場所でかぶりついてました。暑かったからな～。

大興奮で乗艦体験終了。
え、奥尻島に来た理由？
卒論のための「漁業の調査」だけど、ゆげしまの乗艦体験には代えられません！！

パンフレットやうちわ、ポスターをゲットして「この旅にもう後悔はない！！」と心の中で断言しつつ、図書館へ。
あと、ここで会った海自の人とその後島内とフェリーとで計3回出会いました。
島は狭いな･･･。


図書館では個人的な用事「我が家の祖先調べ」を行いました。
結果、「祖父のお父さんの兄弟」の証拠を発見。
しかしそれ以前は辿れず･･･無念の帰還。
本当は役所にも行く予定だったのですが、うっかり土日は役所は休みという常識中の常識を忘れていまして。
「この税金ドロボウ！！！」と心の中で叫びつつ（自分が悪いのに）、そういや自衛隊も公務員だったねと思いつつ港なんかを見学しながら歩く。

途中、携帯電話を落とす。


・・・・わーーーーっ！！！！


この旅最大のピンチでした・・・。
旅行先で携帯なくすとか、洒落になりません。
幸い交番に行ったら届けられていました･･･本気でほっとした･･･。
おかげでバスを逃してタクシーで移動する羽目になりましたが、全部自業自得なので仕方ありません。
で、タクシー内にておねーさんに色々と話を聞く（運転手がおねーさんでした。普通のお家でタクシーやっててちょっとびっくりした。呼び押す→普通に家の人出てくる→「ちょっとお客さん送ってくるわー」）

「奥尻の美味しいスイーツがあるんですよ、ボラっていう」
「ぼ、ボラ･･･？えっと、魚のボラではなくて･･･」
「いやー、ボラっていうのは、ボランティアのボラなんですね。プリンとコーヒーゼリーとソフトクリームの美味しいスイーツです、是非食べてみてください。・・・あ、おつりオマケしますよ、これでボラ食べてってくださいね！」

・・・ええ人や。
そういえば民宿でも「ジュースでも飲みなさい！」って、おつりオマケしてもらいました。
こ、こんなにオマケしてもらっちゃうんじゃきっちり払えるように小銭を用意しておかなきゃいけないじゃないですかー！！
漁業と観光の島、奥尻。
観光で賑わうだけあって、みなさん優しいです。

その日はなんだかんだで終了。
二日目の宿は「菊地旅館」。

・・・狙ったわけではなく、祭と重なってなかなか宿が取れなくて「ええい！！ままよ！！」と選んだら空いていた、っていう。
ここでもお腹が苦しくなるほどの晩御飯を食べ、お風呂に入って就寝。
そういえば朝晩とどーんとご飯が出るので、この二日間、両方ともお昼抜きで歩き回りました。


3日目。
この日は12時過ぎに出るフェリーで帰ります、っていうかこれを逃したら帰れません。
朝の8時半くらいに宿を出て、そのまま近くにある「時空翔」と「津波記念館」へ。










時空翔。18年前の津波で亡くなられた方の名前が周囲の壁に刻まれています。
慰霊碑。


津波記念館ではガイドさんのお話を聞き、映像ビデオを見て体験記を読みました。
んー･･･やっぱり津波は1分1秒を競うもので、逃げる前に「あ、あれを持って･･･」とかやってたらダメなんですね。津波＝逃げる、ぐらいの素早さがなければ逃げ切れないようです。あと、生き残れた人も本当に運がよかっただけ。
テレビの向こうの世界を、体験記を読みながら少しだけリアルに想像することができました･･･。

津波記念館を回った後は、お土産屋さんを覗いて少しだけ海に入って（せめてもの抵抗）バスでフェリー乗り場へ。












タクシーのおねーさんの言っていたスイーツ、「ボラ」。
めちゃくちゃ美味しかったです･･･プリンとコーヒーゼリーをソフトクリームでウマウマ！！
フェリー乗り場近くの「さとう食材」さんでのみ販売しています、奥尻に行くなら是非！！
ここのお店は水産物のお土産やさんで、ウニとかアワビをお土産にしたい人はここで送っていくようです。
私は瓶詰めの塩ウニで。これだって美味しい、十分美味しい。っていうかすごく美味しい。

で、残りはフェリーに乗ってバスに乗って、午後7時半に帰宅！！
長い旅でした～。







　お見送りしてくれるうにまる君。
　（ご当地ゆるキャラ）


うにまる君、芸達者でした。
腕が出し入れできるのですが、その穴からタオルを出したり、ペットボトルを出したり・・・うっかりケーターイ落としたり（おいおい）



　帰りのフェリーではひたすらカモメを撮り続けてました。
　カモメ写真だけで100枚近くある（馬鹿）













　そんなこんなでありがとう奥尻！！さようなら奥尻！！
またきっと行くよ、ケータイ落とした時は「二度と来るもんか」とか思ったけど！！！
拾って交番に届けてくれた方に感謝です。



オマケ
















ク、クマ！？
・・・違ったよく似た犬った。