1.調和~風来の調べ~
この調和シリーズは全部で5曲あります。
このアルバムは、風、火、水、大地というテーマごとに曲がまとめられています。
次のテーマの曲へ移る前に、そのテーマを表すための曲です。
最後、5つめの調和は、風、火、水、大地すべてをまとめた曲。
1つめのテーマは「風」。
で、聴いた感想としては・・・どっちかっていうと「水」っぽいと、最初は思いました。
なにせ歌い方が「Sairen」に似てたので。
でも「風」と「水」って良く考えると似てるんですよね。
水色のイメージや、「流れる」動きなんかが。(私は黄緑のイメージですが
穏やかに吹く風、とくるとなおさら水に似てる気がする。
穏やかで、静かな曲です。
でも調和シリーズは「曲」というより「クッション」的な役割がでかい気がする。
どうせ最後に全部ひとつの曲になるんで、慣れたら「邪魔」って感じます・・・。
CDのバランスとかを考えたら、必要なんでしょうが。
2.遥かなる旅路
なんともアジアンテイスト。
アジアといっても日本や中国じゃありません、ラクダのいる地域です。
砂漠!砂漠!「Makeda~Queen of Sheba~」の歌詞を思い出しました。
「砂漠」「旅路」なんかのキーワードが。
「風」と「大地」の二つのテーマがイメージでしょうか。
「ロマの娘」みたいなテンポの良い民族調。歌い方が大人っぽくてかっこよい。
特に後半、曲の盛り上がりが心地よいです。
たぶんこの曲、3ヶ国語使っています。日本語と、分からないのが2ヶ国語。
異国チック最高^^
3.軌跡
かっこいい曲です。日本語とロシア語を使っています。
このロシア語の部分、すごく美しいのですが・・・。
志方さんの透明感あふれる歌声を遺憾なく発揮。
この歌い方で日本語の曲歌ったのは「サクリファイス」くらいしか知りません。(アルトネリコ知らないんで・・・
普段外国語で歌い上げるとき、またはコーラスで歌う時の歌い方です。
コーラスまみれでうれしすぎる1曲。
なにせ今回のアルバム、高音が少ない気がしますので。
威厳のある格好良さといいますか、賛美歌的美しさを感じます。
ロシア語使っているんで、ロシアのイメージ(=寒い、怖い)が加わってさらに重みが増しているような。
でも重々しい曲ではない。むしろ明るいくらい。
そして恐怖の4曲目へ・・・
4.風と羅針盤
志方さん どうしたの ・・・
空耳の宝庫。
歌詞カードがないときは「エリンギ」「マンゴー」などのさまざまな空耳が・・・。
→「呼ぶ声は 風にこだまして 広がる エリンギ!」
→「隠された マンゴー さえも」
ほかにも「嘘だらけの」が「嘘だろうけど」に聴こえたり・・・。
基本、なんて言ってるか分からない。
明るくさわやかでスピード間ある曲を、
ねっとりと歌い上げております^^
何気にドイツ語が使われています。あの濁音だらけで怖いイメージのドイツ語を(失礼
アルバム中、究極に賛否両論、まっぷたつに意見が分かれるすごい曲。インパクトも半端ない。
私の感想
「外国人が日本語曲歌ったみたい」
志方さんもう外人wwwwwwwww
ねっとり感なければ、結構いい曲だと思いますよ。
志方さん以外が歌えば、いい曲だと思いますよ。
ああああどうしても!ねっとり感が!なじめない!!!
でも信者パワーでそんなのへっちゃら。
5.調和~焔の共鳴~
調和シリーズ2曲目。
曲のテーマが「焔」へ移ります。
「焔」がテーマの曲は基本、重い、暗い、怖い です。
この時点でもう怖い。
低音ボイスで志方さんが責めてくる・・・・。
で、 短いからすぐ終わる。
6.埋火
これ誰だ歌詞書いた奴は・・・と思ったら天野月子だった。すごい人だった。
歌詞が病んでる。こえーよ!
これは片思いの・・・歌・・・?嫉妬?破壊?失恋?
→僕は君が好きだけど、君は僕のこと好きじゃないから、じゃあ 制裁 するよ ★
こんな曲。いやマジでこんな曲。
この曲もドイツ語が使われていて、これがまたすごく合う笑
ドイツ語ってこういう重い曲に合うと思う。すっごい偏見にまみれた意見だと思いますが。
なんかアニソンみたいって思ったけど、そんなもんじゃなかった。
勢い半端ねぇ。病み具合半端ねぇ。これは歌詞がすごいと思います。
あと志方さん、こういう曲意外と歌えるよね・・・癒しだけじゃないんだね・・・。
一瞬はいる優しい(悲しい?)曲調のおかげでなおさら怖いです。
7.レプリカーレ
こんにちわイタリア語。
前奏がすごく雰囲気あります。怖い+かわいい+静けさ
聴いただけで暗い夜の世界が広がります。
なぜか昔のNHKのみんなの歌思い出した。
無音の使い方がたまらん。
「焔」は重い、暗い、怖いといいましたが、ほかに「激しい」を入れようと思ってました。
でもこの曲はそういった激しさがないんで却下。
静かに、ざわざわと広がってゆく焔でしょうか。
赤じゃなくて蒼の炎だそうです。
さっきまでの激しさが嘘のように静まり返って曲が始まり、中盤を過ぎて一度盛り上がります。
そしてまた無音の使い方たまらん なコーラスが入り
最初に戻ります。
リピートで無限ループが開始します。
埋火が攻撃してくるような激しさだとしたら、この曲はひたすら訴え、責めてくる様な激しさ。
レプリカーレはたぶん英語の「レプリカ」と同じ。模造品。
壊れた世界に閉じ込められた歌(壊れた世界を永遠ループ。永遠に壊れ続ける)
8.うみねこのなく頃に~煉獄~
こんにちわイタリア語、ウェルカムイタリア語、もうイタリア語まみれです。全部イタリア語です。
全部外国語の曲はこれ1曲・・・貴重です。
ていうか17曲もあるのにこれしかないって・・・すごく残念です。本当に残念です。
志方さん日本語違和感あるから外国語のほうが好きです。
何気に失礼なこと言った気がするけどスルーで。
曲としては、「うみねこのなく頃に」に収録されていたものの方が好みです。
でもこちらも前作にはない激しさが増しているので結構好き。
でも歌詞がものすごく情けも容赦もなくなってる・・・
全部ベアトリーチェに乗っ取られてる・・・。
前作は静かな部分もありましたが、今作はひたすら激しく、重く、です。
金環食なみに激しい。いやこれかなり凄いんじゃ?
でも終わり方はあっさり。
もっと余韻が合ってもよかったなあ、と思います。
9.調和~泡沫の子守唄~
調和シリーズ「水」
このシリーズコメントしにくいです。短いので。
穏やかな曲調ですが、ほか「水」曲は明るいイメージです。1曲を除いて。
10.久遠の海
コーラスがきれいです。あとギターがいい味でてる。
明るく、穏やかな癒し曲。
でもちょっと物足りないかも・・・。
歌詞も志方さんがやってます。
おじいさんが亡くなった云々の話を聞くと、この歌をどんな気持ちで歌ったのかなあ・・・と・・・。
そういう思いで聴くと、ものすごく胸にくる曲です。
「別れを畏れるこの心に 乗り換える力を 与えておくれ」
地味だけど、こういう良曲もいいかな、と思いました。
11.アオイロ缶詰
なんてダークホース。ダークホースという言葉がものすごく似合わない、可愛らしい曲です。
ついでに↑の曲と続けて聴くと、もう・・・志方さん、どんな気持ちで歌っていたの!?と。
やさしい、誰かを慰めるような曲です。
ねっとりとか言ってごめんなさい、その歌い方がものすごく似合っています。
あ、でもちょっとやっぱりねばっこいかも・・・。
私はこの曲は小さな子供同士の歌、というイメージです。
「ラヂオ予報」を彷彿としないではいられない曲。
「君に会いに」「青空」「缶詰」・・・志方さん「缶詰」好きだなきっと。
「泣かないでね、泣かないでね」と語りかけてくるように歌われます。
普段はこういう曲を馬鹿にする人間ですが(・・・)、すいませんマジですいませんでした。
後半の盛り上がりもいい感じ。
アオイロがとても美しく描かれています。
12.追走花
意外とがっかりだった曲。でもサビは良い。
大人っぽい曲です。恋歌。
シンプルです。
イウィリプカのような入り方。
でもちゃんと曲が繋がっていないような印象が残念。
しっとりと歌い上げてます。
地味です。
13.調和~大地の賛歌~
民族調。異国語コーラスもあいまり、ひょっとしたら一番昔の志方さん曲っぽいかもしれない。
短いですが・・・・。
14.~謳う丘~
意外とがっかりだった曲その2
RAKA収録の方が好きでした。RAKAのは圧倒されるような感じ。
今度のはついていけませんでした・・・。
ヒュノムスに読み仮名(?)・・・ルビ(?)・・・が振っていないので、どこを謳っているのか見失います。
でもかわりに訳がついてます。
おかげでお話は分かるのですが・・・もう慣れてしまったのかもしれません(苦笑
途中で志方さんが登場人物の台詞を歌っているのですが、まるで呪うかのように聴こえました。
そう意図しているのか、それにしてもおどろおどろしい・・・・・・。
あとこれ、志方さん「門の はし」 って謳ってるのに
歌詞カード「門の 脇」 になってるんでけど。誤植ですか。
15.Amnesia
タイトルは「記憶喪失」という意味です。
映画「こわい童謡」のエンディング(だったかな)曲。
最初「なんかのアニメのエンディングみたい」と思った私の感想はそう外れていなかった訳だ。
あんまりホラー映画のエンディングという雰囲気ではないぞ(笑
神々しいわ!
リコーダーがとても綺麗です・・・リコーダーはもっと評価されるべき。
でも曲全体としては地味な気がする。
このくらいになってくると、民族調がそろそろ恋しいです。
16.調和~Harmonia~
リコーダーが遺憾なく力を発揮。
民族調も復活
ここら辺で私も復活。
これも調和シリーズですが、今までの4つの調和シリーズをつなげるとこの曲になります。
♪ハルモーニーアァ~~の歌い方がすごく気持ちいい。はるもーにゃーあー♪みたいな(何
いままでの「風」「火」「水」「大地」すべて集結。
そして最後の曲へと続きます。
17,Harmonia~見果てぬ地へ~
「チュチュッチュチュッ!」が ものすごい ツボりました。
基本さっきの「調和~Harmonia~」のまんま
最後の曲にしてはあっさりしてて物足りないかもしれない。
でも〆としてはいいかもしれない。
もうこの頃になるとどうでも良くなります
ああ
廃墟と楽園が聴きたい。
・・・・・・以上、Harmonia感想でした。
どうしても全部聞いた後、物足りなくて廃墟と楽園が聴きたくなる。
今のところメジャーのアルバムは 「RAKA」しか好きじゃない。
PR