2月22日から2月26日の間、学校の研修旅行で近畿地方へと行って参りました。
こちら希望者のみ参加の人文学部限定研修。
参加したのは総勢36名(教師含む)でした。
6日間で、京都・奈良・大阪・神戸(兵庫県)を廻ります。
今まで青森や秋田といった東北地方と、沖縄と東京にしか行ったことがありません。
よって近畿地方は未知の世界!
それはそれはわくわくして行きました…特に京都は憧れの地です。
はんなり。
まず、前日の準備から。
5泊6日ともなると、それなりに物が必要…
となるのですが、私は徹底的に不要物を排除!
必要と思われるものも排除!(後で激しく後悔)
着替えも本当に必要最低限で、毎日洗うことで荷物の軽量化を図ります。
前日に準備万端!
心置きなく睡眠を摂りました。
…実はこの前後から、口内炎を患ってしまいまして。
2~3日経っていたので、まあ旅行中に治るだろうと高をくくっていました。
そしてこの油断が後に激しい後悔となることに…結論から申しますと、
最終日になっても治りませんでした。チョコラBB持って行くんだった…頭痛薬は忘れなかったんですが。
そして頭痛は起きませんでした。
いつもなら起きるのに何故。
さて、そんなこんなで旅行1日目。
朝9時40分までに空港集合、という訳でわりとのんびりと支度をしてJRにて空港へ。
割と早めに到着したので、空港内のお魚さん(サメとかウツボとか)を鑑賞しつつ時間を潰します。
みんなが荷物検査を終わらせる頃に、今回の相方さん(以下Tとします)登場。
遅刻ではなく、他の人たちが時間に余裕を持ってきていたので問題なし。
というか今回の旅行中、ものすごい遅刻をしたり迷惑をかけるような人物は一人も居らず。やはり自己参加の大学の研修は違うなあとまずそこで感心。
ちなみにTは昨日まで東京に行っていたそうです。元気ですね…。
飛行機内ではひたすら眠り(窓側が良かったなあ)
2時前に関西空港到着。
いきなりエスカレーターでカルチャーショックを受けました。
北海道ではみんな左側に寄るんですけど、向こうでは右側なのですね。
ガイドさんに誘導されつつエスカレーターを降り、後続を見てみると…
いるよ。二人ほど
我を通して左寄りを続けている人が!!
気付いていないのか…なんなのか。
まあそのうち一人は私より数十年生きている人生の先輩の方なのですが。(おじいちゃん、と呼ばれるレベル。おじさんではない)
ところでその空港(大阪)でさっそく「おたべ」こと生八橋を発見。
空港って便利ですね。大阪なのに京都土産が買えちゃう!
とか思っていたら生八橋どころではなく、「ひこにゃん」「せんとくん」など様々な地域のお土産がありました。うーむ。
なんやかんやでバスに乗り、第一の目的地、「南宗寺」に到着ーって
あ っ た け ぇ !!驚きの温かさ。今は6月ですか?
花が、花が咲き誇っている…!!
北国に住んでいない人は「何を当たり前なことを」と思うんでしょうが
いや北海道の常識では2月に外に花が咲いてるとかあり得ませんから。
というか地面に雪がないとか2月じゃないですから。
6月に雪が降ったことすらある。それが北海道。
それなのに目の前に広がる世界は…まさに
春。
これがサザエさんとかちびまる子ちゃんとかでみる、平均的な日本の季節の風景なのか…と思うと同時に「北海道って異国だったのね」と。
沖縄へ行ったときも「なにこれ日本じゃない!!」とか思ったものですが。
この考えで行くと北海道も日本じゃないです。
向こうの人は3月になっても雪に埋もれている北国を見てどう思うんでしょう。やっぱり「異国」でしょうか。
そして咲き誇る梅の花に胸が一杯になりながら、お寺を拝見!
生まれて初めて日本の「庭園」というものを知りました…
なるほどこれは一種の芸術。作品でした。
あとは古いお寺を歩き回って癒されまくりました。
「どこに居ても睨んでくる龍」というのが天井に描かれたお堂(?)がありまして、不思議でした。
どうして?正反対の場所に移動しても、龍の目がこちらを睨んできます…。
そしてそのお堂には「チベットの仏教がどうたら」「中国がチベットに対するどうたら」などの紙が。
…中国人の観光客が来たら怒られないのかな、と余計なお世話ながら思いました。
その後「千利休庵の跡地」なるものを見たのですが、いやあこれがまあ
予想を遥かに超える がっかりポイント でしてねぇ。時間の無駄じゃ無駄!としか。
潰して家でも建てたら?とうっかり言ってしまいました。今は反省している。
いや…でもアレ見て何を感じろというんでしょう。謎です。
とても簡素な石の道がちょこっとあるような、でちょこっと説明の看板があるような、ほんとこじんまりとしたスペースで。
先生方ですら
「なんだこりゃ」と言わしめた「千利休庵跡地」。
ある意味記憶に残りました。ある意味…。
1日目は移動に時間をかけたということで、これにて見学は終了。
夜は交流会と称して居酒屋で飲み会です。親睦を深めるそうです。
しかし私とKは、はっきりいってそういうのに物凄く興味がない。
ないというかむしろ「嫌だ」ということで意見が一致しています。
K
「ご飯が先生の奢りだって」私「じゃあ行くか」行きました。
で、同じテーブルの人と
会話を交わすことなく(ゴメーン☆ミ)
もくもくと食べていたわけですが…正直言って美味しくな…い…
Kはなんでも「おいしいおいしい」と言う子なのでぱくぱく食べてました。
が、私は割りと好き嫌いが多く…いや、嫌いではないけれど「美味しく感じないもの」が多く。
食べられないこともないが
何故こんなものを食べなくてはいけないのか?と思いつつなんとか箸を進めていました。
せっかくならやっぱり美味しいものが食べたいですしねえ。
あと、この頃から
口内炎に苦しんでいました。
「みょうが」が沁みること沁みること…おかげで一気にテンションが急降下。
ただでさえ喋らないのが、一切口を開かずひたすらだんまり…
旅の疲れもあったんでしょうねぇ。すっかりダウンしてしまいました。
先生が陽気に「よーしみんな自己紹介してもらおうか!」とか言いはじめてみんなが盛り上がっている中、妙に静かな一画が生まれてしまいました。
悪いなあとは思いつつ、かといって盛り上げることもできず。
むしろ気分が悪い…頭がぼんやりする…という私の状況に気付いたKが気を利かせて、先にホテルに帰ることに。
Kもああいう場は好きでもないから、むしろ早めに抜け出れて良かった、と言ってくれたのが救いでした。
というかKはホントに常に気遣いをしてくれる人で…今回の旅行は迷惑掛けっ放しの感謝しっぱなしでした。
でも旅の疲れのおかげでお互い後半は凄くぎすぎすしてたんですけどね☆しかしK、全然愚痴を言わないんですよ、常にポジティブ発言なんですよ。
そしてむしろそれが腹立つんですよ。…あらあ私いつの間にこんなに僻み屋さんになったのかしらー。
人間疲れると本当に心に余裕がなくなりますね。
でもこれは後半になってからで、前半はホントなごやかに過ごしておりました。
で、先にホテルに帰った私はふらふらする頭で「明日のために洗濯をせねば…」とコインランドリーへ行きました。
見ると外国人の方が一人。
その隣でコインランドリーはじめてでよく分からないなーと手間取っていたら
外国人の方にコインランドリーの使い方を説明されました…英語で。
中国とかそっち系の東洋人に思われたんでしょうか。
ごめんなさい私日本人なんです、ちゃんと日本語読めます…と思いつつも簡単な英語とジェスチャーで分かりやすく説明をしてくれる外国人の方を無碍にはできず。
とりあえず「さんきゅー!」と言ってみたものの、やはりどこかで間違えたらしく勝手に始まる洗濯。
まだ何も入れてないのにウォンウォン水が回っております。
あちゃー…とぼんやりする頭で思っていると気付いた外国人の方がホテルの従業員を呼んでくださいました…。
うわあああ日本人なのに、私日本人なのに何で日本で外国の人にこんなにお世話になってんだ!?
と少々恥じ入りつつも、親切な外国人の方に改めて「さんきゅー!」
「No problem!」って返されました。
あの外国人さんホテル生活長いのかなあ。
かなり手馴れていました。
ホントもう、感謝しっぱなしです。ありがとう外国人さん!
日本人のくせに日本語理解してなくてごめんね!
(コインランドリーの説明が分かりにくいのか私馬鹿かの二択ですがたぶん私が馬鹿だったんだろう。あの時頭ぼんやりしてたし)
あと碌に英語喋れないんで「さんきゅー!」しか言えなくてすいません!
まず一日目。いろんな人にお世話になった日でした。
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